~眼鏡だけでは解決できない複視のお話~
今回は「大人の複視(ふくし)」について、ご相談にいらしたお客様の
実際にあった事例をご紹介します。
複視とは、ひとつのモノが二重に見える状態のことです。
普段は何気なく見ている景色も、突然二重に見えるようになると、
日常生活に大きな不便や不安を感じるものです。
82歳男性に起きた突然の変化
今回ご相談があったのは、82歳の男性のお客様です。
ある日、突然、右側を見るとモノが二重に見えるようになりました。
特に車の運転をする機会が多い方だったため、右側を確認するときに二重に見えることに、
強い不安を感じていらっしゃったんです。
「眼鏡で何とかならないだろうか?」
そんなご相談でした。
原因は眼鏡ではなく、眼球の動きにありました
お話を伺い、いくつかの視力や視線の測定を行ったところ、
普段お使いの眼鏡の度数には大きな問題はありませんでした。
しかし、眼球の動きを確認すると、右眼が耳側、つまり右方向へ十分に動かせない状態、
つまり右側を見ようとしても、右眼は正面を向いたまま、左眼だけが右方向を向いてしまいます。
左右の眼で見ている方向が異なるため、モノが二重に見えていたので複視がおきたのではと推測されました。
このような状態は、眼鏡の度数を調整するだけでは解決できません。
その後、眼科を受診されたところ、もともとの持病としてある糖尿病による血流の問題が関係した「糖尿病性の眼球運動麻痺」と診断されたそうです。
資料によると、一時的なもので通常は2~3か月ほどで自然に改善することが期待されるとのことでした。
ただし、急にモノが二重に見えるようになった場合には、原因を確認するため、速やかに眼科専門医の診察を受けるようおススメいたします。
今回の事例からお伝えしたいこと
今回、特に大切なポイントは「いつから症状が出たのか」ということです。
以前からではなく、突然、見え方が変わった場合には注意が必要です。
眼鏡店で対応できることには限りがあります。
見え方のお悩みの中には、眼鏡の調整で改善できるものもあれば、眼科での診察が必要なものもあります。
また、今回のようにモノが二重に見える状態での車の運転は大変危険です。
医師の指示に従い、運転を控えることが何よりも大切です。
OGURAYAから皆さまへ
「最近、見え方がおかしい」
「片側を見るとモノが二重になる」
「眼鏡を替えても見え方が改善しない」
そんな変化を感じたときは、どうぞそのままにせず、ご相談ください。
私たちOGURAYAは、眼鏡をお作りするだけでなく、お一人おひとりの見え方に向き合い、必要に応じて眼科専門医への受診もご案内しています。
目は、毎日の暮らしを支える大切なもの。
いつまでも安心して、心地よく見える毎日のために。
「目から始まる大人のたしなみ」
これからも、目と暮らしに役立つ情報をお届けしてまいります。

